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身体全体をみる大切さ

こんにちは。

赤羽太陽堂整体院の木村です。

今回は「身体全体をみる大切さ」について書いていきます。

目次

なぜ、身体全体をみるのが大切なのか?

慢性的に身体の状態が悪くなっている状態で、何かしらの慢性的な痛みなどの不快な症状が出ている場合には、身体全体をみるのが大切になってきます。

人の身体そのものは全体でバランスをとり、全体で繋がっていて影響し合っているからです。筋膜、神経、血管などは全身に分布して繋がっており、身体全体に筋肉があって骨があって関節があって、それらが協調して動きバランスをとり合っています。

なので、身体の不調はどこか1か所だけ悪いということはありません。筋肉がバランス悪くなって硬くなっていたり、全体の血流が悪くなっていたり、どこかに痛みがあれば、辛いところをかばった動きをして、バランスが悪くなっていき、関節の動きも悪くなっていきます。慢性的に身体の状態が悪くなっていれば、1ヵ所だけが悪くなっているというのではなく、いろんなところが悪くなっていたりします。

そういった意味で、身体全体をみる必要がでてきます。

特に重視したいところは

その中でも、全身の血液の流れがとても大事になります。少なくとも当院では、そう考えています。

血液は心臓や血管などを介して、身体に必要な酸素や栄養素を血液を運搬することで運び、細胞のすみずみまで行き渡るようにしています。そして、身体の活動によって出てくる老廃物や毒素を排出されるために血液の流れに乗っていきます。

代謝によってできた老廃物や毒素は、主に便や尿となります。水に溶けない物質は肝臓から腸に送られて便として排出されます。水に溶ける物質は、腎臓でろ過されてから膀胱に送られ尿として排出されます。

これらの代謝に必要不可欠なのが、正常な血液の流れです。

血流が正常でないと、老廃物や毒素がきちんと体外に排出されにくくなるので、身体の不調の原因になってきます。

血液の流れを考えての対応も大事です

当院では、腰から脚・足にかけての痛みを訴えられている患者さんが一番多いです。なので、今回は腰や脚・足が良くない患者さんをみる場合の一例をあげて、身体全体の関わりを解説していきます。

腰から脚の痛みというと、坐骨神経痛を連想する患者さんは多いです。

整形外科でも「坐骨神経痛ですね」と言われた患者さんも多いです。

坐骨神経痛というと、「腰の骨がつぶれていて神経を圧迫している」「梨状筋が硬くなっていてそれが坐骨神経痛を圧迫している」と言われることがよくあります。

特に梨状筋の圧迫は腰や脚の痛みに関係する場合が大いにありますので対応することも多いです。

しかし、それだけでは改善しない腰や脚・足の痛みもあります。

その場合は、脚や足の血流が悪化している場合があります。血液の流れは足の末端まで流れて上行していって心臓に戻るようになっています。その際に、足の末端までの血液の流れが悪くなっていると、身体全体の血流も悪くなっていきます。

そして、その血流の悪さが腰や脚・足の痛みなどの症状に大きく関わっていることもあります。その場合当院では、血流の改善を特に意識して治療に当たっています

下腿・足の血管

身体の血液の循環で、体循環(大循環)というものがあります。

心臓→大動脈→動脈→毛細血管→静脈→大静脈→心臓という身体全体の血液のルート(流れ)です。

その中の足の末端までの動脈の流れに、

心臓→大動脈→下行大動脈→胸大動脈→腹大動脈→総腸骨動脈→外腸骨動脈→大腿動脈→膝窩動脈という流れがあり、そこから下腿の動脈に移行して、下腿・足の動脈には、前脛骨動脈、後脛骨動脈、腓骨動脈、足背動脈、内側足底動脈、外側足底動脈というものがあります。

これらの、下腿や足の血液の流れを良くしていくことも大事になってきます。

下腿や足の血流に関係する筋肉

下腿や足の血流に関係する筋肉には主に以下のようなものがあります。

下腿の伸筋群には以下の図のような筋肉があります。

下腿の屈筋群には以下の図のようなものがあります。

下腿の伸筋群には、足のつま先を上に持ち上げる働きがあります。これを「背屈」と言います。

下腿の屈筋群には、足のつま先を下に下げる働きがあります。これを「底屈」と言います。

足が背屈と底屈を繰り返すことで、下腿の伸筋群と屈筋群が働き身体の血液の循環のポンプ作用を担っています

下腿の筋肉が柔軟な状態で充分に働くことで、身体全体の血液の流れを正常に保たれるようになっています

下腿の筋肉が硬くなるとどういう影響があるのか

これらの下腿の筋肉群の奥には、前脛骨動脈、後脛骨動脈、腓骨動脈が通っていて、それらの血管を流れる血流が悪いと、足背動脈、内側足底動脈、外側足底動脈という末端の血管の血液の流れが悪くなってきます。

そういった理由で、下腿の筋肉が慢性的に硬くなってしまうと、血管を圧迫するようになって、足の末端までの血流が悪くなり、下腿の筋肉のポンプ作用が充分に働いて血液が上の心臓に向かっての戻りが悪くなると、身体の代謝が低下して、疲れやすくもなり、慢性的な痛みやその他の不快な症状が現われやすくなってきます。

最後に

今回は「身体全体をみる大切さ」というテーマで、腰や脚・足が痛い場合はという観点からの身体全体の関りを例にして解説させていただきました。

腰や脚・足の痛みの原因にはいろいろありますが、どのような場合においても下腿や足の筋肉の状態を改善することで血流を改善していくことはとても大事になってきます。当院でも、下腿の筋肉の改善はとても重要だと考えて治療に当たっています。

ご参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございます。

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