こんにちは。
赤羽太陽堂整体院の木村です。
今回は「股関節の動きに関係する筋肉1」というテーマで書いていきます。
股関節を動かすのに関係している筋肉とは
股関節を動かす筋肉は26種類あります。
「梨状筋」「大腿方形筋」「内閉鎖筋」「外閉鎖筋」「上双子筋」「下双子筋」「大腰筋」「小腰筋」「腸骨筋」「恥骨筋」「縫工筋」「薄筋」「大内転筋」「長内転筋」「短内転筋」「大殿筋」「中殿筋」「小殿筋」「大腿筋膜張筋」「大腿二頭筋」「半腱様筋」「半膜様筋」「大腿直筋」「中間広筋」「外側広筋」「内側広筋」です。
この中で、「梨状筋」「大腿方形筋」「内閉鎖筋」「外閉鎖筋」「上双子筋」「下双子筋」の6つの筋肉を合わせて「深層外旋六筋」と言われる筋肉群と、「大腰筋」「小腰筋」「腸骨筋」の3つの筋肉を合わせて「腸腰筋」と言われている筋肉群と、「大内転筋」「長内転筋」「短内転筋」「薄筋」「恥骨筋」の5つの筋肉を合わせて「内転筋群」と言われている筋肉群と、「大殿筋」「中殿筋」「小殿筋」の3つの筋肉を合わせた「殿筋群」と言われている筋肉群と、「大腿二頭筋」「半腱様筋」「半膜様筋」の3つの筋肉を合わせて「ハムストリング筋」と言われている筋肉群と、「大腿直筋」「中間広筋」「外側広筋」「内側広筋」の4つの筋肉を合わせて「大腿四頭筋」と言われている筋肉群があります。
股関節を動かすと言っても、これだけの数の筋肉が働いています。
腸腰筋という筋肉
今回は「腸腰筋」という筋肉を紹介いたします。
腸腰筋は「大腰筋」「小腰筋」「腸骨筋」の3つの筋肉で構成されています。
「小腰筋」は、もともと大腰筋の分束の筋であり、半数以下の人にしか存在しない特殊な筋肉です。腸腰筋膜に停止していて腸腰筋の腱を引っ張るので股関節の屈曲に作用する。ここでは小腰筋の紹介はこれぐらいに致します。
「大腰筋」は、股関節の屈曲の筋肉として最も強力で、腸骨筋と共働して重要な働きをします。
大腰筋の起始部は第12胸椎~第4腰椎の椎体の側面および椎間円板側面、全腰椎の肋骨突起で、停止部は大腿骨の小転子です。
支配神経は、腰神経叢の前枝(L4~L5)です。
主な働きとして、股関節の屈曲、わずかに股関節の外旋、脊柱の安定に貢献しているというものがあります。
日常生活動作では、歩行や階段を上げる時など、腸骨筋と共に太ももを上げたり、脚を前に振り出すときに働きます。
「腸骨筋」は、大腰筋と共に股関節の屈曲の主力筋として働く強力な筋肉です。
起始部は腸骨窩および下前腸骨棘で、停止部は大腿骨の小転子の下方です。
支配神経は、大腿神経および腰神経叢の枝(L2~L4)です。
主な働きとして、股関節の屈曲と外旋があります。
日常生活動作として、大腰筋と共に歩行や階段を上る時に太ももを上げたり、脚を前に振り出す動作の時に働きます。
腸腰筋は歩く動作では特に重要な筋肉です
先程、紹介させていただいたとおり、「腸腰筋」は主に歩行にあたって働く、とても重要な働きをする筋肉です。
この腸腰筋が、体の歪みや骨盤のバランスの崩れで、慢性的に硬くなってしまうと、歩行や階段を上がる際に太ももが持ち上がらずスムーズに動くことができにくくなってしまいます。
また、座っている時に悪い姿勢のクセがついてしまうと、脊柱の安定に貢献している腸腰筋が硬くなって働きにくくなることで、良い姿勢の保持が難しくなることもあります。
股関節の屈曲や外旋という動作に問題が出ている場合には、この腸腰筋に問題があることが多くあります。
最近では、長時間のデスクワークや、外にあまり出ずに座ってい事が多い人に、腸腰筋の問題が出ることがよく見受けられます。
腸腰筋の問題は、股関節痛や、座骨神経痛、腰痛などに大きく関わってきます。
最後に
腸腰筋は、整体院でも対応する頻度はとても多いです。
腰痛や座骨神経痛、股関節痛、歩行や階段の昇降で問題を抱えている人は、必ずと言っていいい程、腸腰筋に問題があります。治療においても、この腸腰筋を正常な状態に戻すことがとても重要になってきます。
当院でも、この腸腰筋のアプローチは重要視しているところです。
今回は「股関節の動きに関係する筋肉1」ということで、「腸腰筋」について紹介させていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございます。少しでも参考になれば幸いです。
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