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毎日長く座り続けることの弊害

こんにちは。

赤羽太陽堂整体院の木村です。

今回は、「毎日長く座り続けることの弊害」というテーマで書いていきます。

目次

まず、毎日長く座り続けることの弊害にはどんなものがあるのか

毎日長く座っていることの弊害と言えば、

①脚の筋肉を動かさないことによって心臓に向かって戻る血流が阻害される。

②座っているバランスが悪いと、骨盤や股関節周りの筋肉のバランスが悪くなって、悪いクセがついてしまう。

③座っている時の骨盤のバランスが悪くなると、歪んだクセがついた骨盤に合わせて、背骨のバランスが悪くなり、背骨周りの筋肉が固くなってしまう。

④座っている姿勢で筋肉が固くなってしまうので、立つときに伸びないといけない筋肉が伸びなくなる。そのことで真っすぐ立つのが辛くなったり、真っすぐに立って歩きにくくなる。

⑤猫背になって前かがみになることで内臓を必要以上に圧迫するので身体に負担がかかってしまう。呼吸も浅くなりやすくなる。ストレートネックのクセもつきやすくなる。

他にもあるかもしれませんが、ざっと挙げて大まかに以上のような5つ弊害があります。

①脚の筋肉を動かさないことによって心臓に向かって戻る血流が阻害される

脚の筋肉を動かさない時間が長くなると、脚の筋肉を動かさない分、脚の筋肉の運動を利用して心臓に向かって血液を戻そうとする静脈の流れが滞ります。

静脈血には、代謝で発生した老廃物が溜まっていますので、静脈の流れが滞ると、身体に様々な悪影響が出てきます。慢性的な痛みも、血液の流れの滞りが大きく影響していたりします。

また、静脈の血を筋肉を使って戻さないといけないのに、特に脚の筋肉を使わないでいると、その分、心臓に負担がかかってきます。特に、心臓が良くない方は、可能な限りウオーキング等で脚を含めた全身の筋肉を使って、静脈の流れを促進させて心臓に負担がかからないようにしていく必要があります。

②座っているバランスが悪いと、骨盤や股関節周りの筋肉のバランスが悪くなって、悪いクセがついてしまう

座っている姿勢のバランスが良い人は滅多にいません。ほとんどの人が、骨盤のクセがついてバランスが悪くなっています。

右手にマウスを持って、デスクワークをすると、身体全体でバランスをとろうとして、左のお尻、股関節に重心が傾いて、お尻の右側よりも左側に上半身の体重がかかって負担がかかり続けていることが多いです。

こういうクセがついてしまうと、左の股関節周りの筋肉が固くなってしまいます。

脚を組むクセがある人も、同じようにどちらかのお尻、股関節周りの筋肉に負担がかかって、そこのところの筋肉が固まってしまうことがあります。

③座っている時の骨盤のバランスが悪くなると、歪んだクセがついた骨盤に合わせて、背骨のバランスが悪くなり、背骨周りの筋肉が固くなってしまう

座っている姿勢が悪くなっている状態が長く続くと、その姿勢に合わせて骨盤が傾いて固まってしまうクセがついてしまいます。その骨盤のバランスに合わせて、背骨がバランスをとって歪んだ状態になります。骨盤が傾いているのに背骨だけは真っすぐになっているということはありえません。必ず身体全体でバランスをとっています。

背骨のバランスが悪くなって、その状態がずっと続いてしまうと、背骨周りや肩甲骨などに付いている筋肉が歪んだ状態に合わせて固くなってしまいます。

そうなってくると、身体全体のバランスが悪くなって、身体全体の血液の流れが悪くなってしまいます。その様な状態が続いてしまうと身体に不調が現れやすくなってきます。

④座っている姿勢で筋肉が固くなってしまうので、立つときに伸びないといけない筋肉が伸びなくなる。そのことで真っすぐ立つのが辛くなったり、真っすぐに立って歩きにくくなる

座っている状態が続くと、関節が曲がっているところや、前かがみになっているところの筋肉が縮こまってしまうクセがついてしまいます。座っている時は股関節や膝関節が曲がった状態が続き、前かがみが続くとお腹の筋肉や腸腰筋という筋肉も縮こまってしまいます。

この状態が慢性化してくると、座ってから立つときに上体をすぐに起こせなくなってしまうことがあります。ご年配になってくると、このように身体が固くなってしまって、歩く時に前かがみの姿勢になってしまう方が多いかもしれません。

姿勢が真っすぐになりづらくなるので、真っすぐ立って歩くのが疲れやすくなってきます。最近は、手押し車の補助を使って歩いた方が楽だという方が多くなってきました。

脊柱管狭窄症の場合、「間欠性跛行」という症状が現われると言われたりしています。しばらく歩いて辛くなってきたら、前かがみになったり、しゃがんだりして少し休むと楽になって、また歩けるようになるという症状ですが、これも、長く座っている状態が長期間続くことで、慢性的に筋肉が縮こまって固くなってしまっている場合が多いです。

⑤猫背になって前かがみになることで内臓を必要以上に圧迫するので身体に負担がかかってしまう。呼吸も浅くなりやすくなる。ストレートネックのクセもつきやすくなる

猫背や前かがみの姿勢は長く続いてしまうと身体に良いことはひとつもありません。

前かがみの姿勢が長く続くと、内臓を圧迫し続ける状態になります。内臓も筋肉ですので圧迫が続くと血流が悪くなってしまいます。

肺が圧迫され、呼吸に関する筋肉の動きが悪くなって固くなってしまうと呼吸が浅くなってしまいます。呼吸に関する筋肉が固くなってくると、それに付随して首肩回りの筋肉が固くなってきます。

骨盤が歪み、背骨が歪んでくると、頸椎のところが骨盤の傾きに合わせてストレートネックと言われる状態でバランスをとるようになります。ストレートネックという状態は単なる頸椎の変形ではありません。骨盤とのバランスでそのような状態になったとも言えます。慢性的に骨盤や背中のバランスが悪い状態が続いて、首肩回りの筋肉が固まってくると、ストレートネックと言われる状態で筋肉が固くなり、そのようなクセが強くついてしまった状態とも言えます。

普段の自分の体勢や動きの特徴を把握して対処していくのが大事です。

座っている状態のときは、どこの筋肉が縮こまって、どこに負担がかかっているのかということを知るということはとても大事になってきます。

まずは、かんたんなところから普段、長い時間身体が曲がっている部分や動かさない部分がどこなのかを考えます。

長時間曲げ続けている関節の部分はストレッチで伸ばすようにして、長時間の固定された姿勢で動かさない部分があれば動かして筋肉を使ってあげることが大事になってきます。日頃、前かがみになっている姿勢が長く続いているようであれば、逆の動きをする、身体を反らせてあげることも必要かもしれません。

何年もかけて座り続けて、長時間ずっと身体を曲げ続ける生活をしていると間違いなく身体に良くはありませんので、身体を曲げて縮こませてしまった分、日ごろから伸ばしたり動かしたりして、身体に悪いクセを付けて筋肉が固くなってしまわないようにしていくことがとても重要になってきます。

今回は、ざっとですが「毎日長く座り続けることの弊害」というテーマで書いていきました。最後までお読みいただきありがとうございました。

座っているのが痛くて辛い、座ってから立つ時が痛くて辛い、そのような症状でお困りの方は、赤羽太陽堂整体院までお気軽にご連絡ください。何かしらお役に立てることがあればと思います。

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